現在民泊ビジネスは急速に拡大している真っただ中。
最大手のサイトのAirbnb以外にも民泊サービスにたくさんのサイトが参入しています。
サイトごとにそれぞれ特徴があるので紹介していこうと思います。
Contents
日本の民泊サイト
STAY JAPAN
「STAY JAPAN」は株式会社百戦錬磨が運営するサイトで「国家戦略特区」の物件に特化した民泊サイトです。
国家戦略特区の特例「旅館業法適用除外」を活用し、現在問題となっている無許可での民泊サービスの提供の心配がなく、安心・安全な民泊運営サービスを提供しています。
以前は、とまれる株式会社が2014年4月に開設した「TOMARERU」として運営されていました。
物件は国家戦略特区内で2016年2月現在は条例が可決された東京都大田区のものになっています。
今後条例で旅館業法適用除外の地区が多くなっていくに伴って物件数も増えていくと思われます。
※2016年10月4日追記
2016年4月には大阪府(豊中市、吹田市、高槻市、枚方市、松原市、堺市以外の地域)、2016年11月からは大阪市、2017年からは北九州市が国家戦略特区での民泊を開始します。
国家戦略特区内の物件だけでなく、旅館業法上の許可を受けた物件や農家民泊の物件、沖縄の今帰仁村など全国の物件が掲載されています。
さらに今後も物件数は拡大していくでしょう。
とまりーな
「とまりーな」は田舎の農家や漁師の家、古民家の自宅への民泊を想定しているサイトです。
コンセプトは民泊で楽しむ田舎体験で地方でのんびりした雰囲気を味わいたい旅行者向けのサイトになっています。
宿泊先に予約申し込みし、ホストが承認してはじめて予約が成立する、予約申し込み・承認型システムを採用してるのが特徴です。
田舎体験というコンセプトが海外旅行者だけでなく、都会の生活に疲れた人々に受けそうなサイトですね。
※2016年10月4日追記
JALとの提携による体験民泊や漁業体験ツアーといったユニークなパックで宿を探すことができるようになりました。地方の物件に強く人との交流を求める旅行者にとっておすすめのサイトになっています。
一休.comバケーションレンタル
URL: http://www.ikyu.com/vacation/
2016年11月1日から大手宿泊サイト一休.comもバケーションレンタルサイトとしてホテル・旅館とは一味違った宿泊体験ができる物件の予約を開始しました。
ハイクラスな物件のみを厳選したバケーションレンタルサイトとしては日本初の専用サイトです。
掲載物件に関してはすべて旅館業の許可取得済みなので安心して宿泊ができますね。
以下のような素敵な物件が掲載されています。
<施設事例や過ごし方事例>
1. THE HOUSE on the beach (神奈川・葉山:190平米)
神奈川県葉山にある美しいビーチの上に立つ、サントリーニ島の白い建物を思わせるレンタル邸宅。1-2階全てを一組で貸し切ることができ、吹き抜けの周りにベッドルームがあるなど、海外の邸宅に来たかのような贅沢感を味わえます。オシャレな女子会、気兼ねなくお子様と過ごせる家族旅行、ペットと一緒に過ごせるオシャレな宿としても大人気の施設です。
アジア系の民泊サイト
agoda
URL: https://www.agoda.com/
「agoda」はアジア最大のグローバルオンライン宿泊予約サイトです。本社はシンガポールにあり、日本では東京、大阪など5か所に拠点を持っています。
ホテルの予約サイトですが民泊の物件も多く扱っています。
アジア圏での集客に非常に強く、アジア圏からの訪日外国人客が多い日本ではAirbnbと同じぐらい重要な存在です。どちらかというと価格の高いホテルの掲載が多いので、民泊の価格優位性を打ち出しやすいかもしれませんね。
自在客(ジザイケ)
「自在客」は2011年に中国上海に設立された民泊サービス。
CEOはアメリカe-bay出身のJackZhang。中国・台湾がメインであったが日本展開を開始後急速に民泊業務を伸ばしています。
システムも見た目もほぼAirbnbと同じですが、特徴は手数料がすべてホスト側の負担(10%)だということです。
また中国人観光客の集客力が強いです。
日本語対応あり。
住百家(ジュバイジァ)
URL: http://www.zhubaijia.com/
中国系民泊仲介サイト最大手。
中国のハイクラス層をターゲットとしており、香港での利用者は既にAirbnbを大きく上回っているそう。
東京と検索すると約380件、大阪と検索すると約490件の物件がヒットした。
ユーザー向けに24時間・年中無休の一対一のカスタマーサービスを提供しています。
こちらは自在客とは逆で手数料がすべてゲスト負担(5~8%)となっていることが特徴です。
途家(トゥージア)
中国の個人間の空室賃貸仲介サイトで、現地の政府や不動産業と旅行会社などと連携し民泊、ホテル双方の予約を行っているサイトです。24時間のカスタマーサービスを提供しており、部屋の数も豊富です。
途家のアプリダウンロード数は1億件以上で幅広く普及しています。運営企業は一流のベンチャーと言われるユニコーン企業(企業としての評価が10億ドル以上で非上場のベンチャー企業)の仲間入りを果たしています。
中国国内の65都市とロンドン、パリ、ベルリン、ロサンゼルスなどの海外45都市で部屋の提供をおこなっています。2016年3月からは業務提携により、Roomoramaの物件掲載も始めました。
日本語対応はありません。
手数料はホスト負担で12%となっています。
Roomorama
URL: https://www.roomorama.jp/
roomoramaはシンガポールの企業が運営する民泊サイトです。
アメリカ、ヨーロッパ、シンガポールが中心ですが、日本の物件も多く掲載されています。
Roomoramaの特徴は、数日の短期宿泊だけでなく、10日間や1カ月以上の中長期の宿泊が可能な「短期賃貸」もワンストップでおこなってくれるというところでしょう。
Roomoramaは、本社がシンガポールであるため、料金はシンガポールドルを基軸としています。
そのため、日々価格が変動するので注意が必要です。
AsiaYo
URL: https://asiayo.com/
AsiaYoは台湾でスタートした民泊仲介サービスサイトです。民泊以外にも民宿、短期レンタル、ルームシェアなどホテル以外の宿泊サービスを提供しています。
スポーツとの関わりが深く、日本の東京マラソン向けの物件を紹介したり、台湾のトライアスロン協会のオフィシャル予約サイトになったりしています。
掲載される物件の比較的リーズナブルな値段のものが多く、2013年にスタートしたサービスは毎月25%の驚異の成長率で事業を拡大しています。
2016年から日本語対応があり、現在は台湾と東京の物件を中心に扱っています。
UPSTAY
URL: https://upstay.com/
UPSTAY(本社:シンガポール)はアジアのハイクラス民泊物件の予約サイトとして2016年11月1日にスタートしました。
物件掲載には一定の審査基準があり、現在はパリ、プーケット、パタヤの約150の物件から選ぶことができます。
16名泊まれるようなかなり大型の物件が掲載されていますのでグループ旅行などで使うと便利そうですね。
ハイクラスの物件を集めただけあって宿泊料も高めなものが多いです。1泊30万円の物件などもあります。ただし一棟貸での提供が多いのでグループで利用すれば割安になるのがうまいですね。
経営者は日本人の方なので日本語対応はバッチリです。
ヨーロッパ系の民泊サイト
FLIPKEY
FLIPKEYはトリップアドバイザー(https://www.tripadvisor.jp/)が運営する民泊サイトです。
トリップアドバイザーとは、観光地の情報やその観光地を訪れた人の感想を見ることができる、いわゆる口コミサイトです。
トリップアドバイザーで旅行地の情報を探しながら、FLIPKEYで民泊施設を探すなんて使い方もできると思います。
ただしトリップアドバイザーと違いサイトが英語表記なので英語が苦手な方は少し使いづらいかもしれません。
Wimdu
URL: http://www.wimdu.jp/
Wimduは、ドイツで設立された民泊サイトです。
システム的には、ほぼAirbnbと同じで日本の物件も多く登録されています。
世界150カ国、300,000以上の宿泊先の中から宿を探すことができます。
コンセプトは「住むようにココチいい旅を」です。
ホスト手数料3%
ゲスト手数料12%
となっています。
9flats.com
ドイツのハンブルクに本部を置く民泊仲介サイトです。
Airbnbに比べると規模は小さいですがヨーロッパ最大級のサービスの一つとなっています。
日本での物件登録数はほとんどないですが逆に競合が少なく選ばれやすいことから登録をするメリットもあり、実際に民泊運用に使われています。
支払い方法として電子通貨であるビットコインが使えることも特徴の一つです。
手数料 ホスト負担15%
onefinestay
URL: http://www.onefinestay.com/
onefinestayで特徴的なのは、お洒落で高級感あふれるものに掲載物件を限定しているところです。
その分、物件の宿泊料も$200~300と他の民泊サイトに比べると高めの設定になっています。
ゴージャスな旅を楽しみたい人でホテル以外に宿泊を考える人にはありがたいサイトですね。
ロンドン、ニューヨーク、パリ、ロサンゼルス、ローマの物件が対象で、残念ながら日本の物件登録はありません。
海外旅行に行くときに一度利用してみたいですね。
まだまだある民泊サイト
現在はAirbnbの利用が圧倒的に多いですがこの他にも日本や海外での民泊サイトがあります。
色々な特徴を持ったサイトがあるのでどんどん紹介していきたいと思います。