民泊はどんな場所でも認められているわけではありません。
私たちの住むまちには都市計画法のもと土地ごとに用途が定められています。この用途が定められた地域を用途地域といいます。
用途に合わないものは一部の例外を除いて建築物を建てることができません。
民泊は主に「簡易宿所営業」と「特区民泊」の2つに分けられますがどちらも用途地域に規制を受けます。
今回は物件を探すときに最重要な用途地域の調べ方について解説いたします。
Contents
用途地域とは
用途地域とは都市計画法の地域地区のひとつで、用途の混在を防ぐことを目的としています。
住居系、商業系、工業系などいろいろ種類があり、全部で以下の12種類あります。
- 第一種低層住居専用地域
- 第二種低層住居専用地域
- 第一種中高層住居専用地域
- 第二種中高層住居専用地域
- 第一種住居地域
- 第二種住居地域
- 準住居地域
- 近隣商業地域
- 商業地域
- 準工業地域
- 工業地域
- 工業専用地域
この中で民泊に大事なのが、ホテル・旅館を建築可能な
以下の6つの地域です。
- 第一種住居地域
- 第二種住居地域
- 準住居地域
- 近隣商業地域
- 商業地域
- 準工業地域
現在のところ合法的に民泊を行おうとする場合、この用途地域内でなければなりません。
用途地域を調べるにはインターネットが便利!
用途地域を調べるにはインターネットが圧倒的に便利です。
以下のサイトで全国の用途地域が調べられます。
http://www.geocities.jp/otumy2525/youtotiiki.html
ここでは例として東京都の用途地域の調べ方を解説します。
1.東京都都市整備局のページに行き、「地図を表示する」をクリック。
2.システム利用条件に同意する。
システム利用条件に同意するかを尋ねられるので、
「同意する」ボタンをクリックします。
3.地図から選ぶか、住所で検索
上部にマップが、中段に住所を入力する欄があるので好きな方で調べたい地域を入力します。
4.地図上の色分けで用途地域を確認する。
検索結果としてカラフルな地図上に入力した住所の場所が青い矢印で場所が表示されます。
ピンクや黄色に分かれいているのが用途地域です。
その色がどの用途地域なのかは左の詳細情報の一番上の用途地域欄の「用途種別」で確認します。
画像の場所は「近隣商業地域」であることが分かります。
大体どこの地域のシステムこのような手順で用途地域を調べることができます。
物件選びはまず用途地域を確認!
物件を購入してから民泊ができない地域だったというようなことにならないように、物件を探すときは必ず用途地域を調べるようにしてください。
また民泊に関しては規制緩和が進んでいる途中なので、法改正とともに新たな用途地域で認められる可能性もあります。
法律や条例のチェックも欠かさないようにしましょう。