9月20日に釜石市は米国の民泊仲介サイトAirbnb(エアビーアンドビー)と観光促進に関する覚書を締結しました。
日本の都市とAirbnbが提携するのは初めてとなります。
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Airbnbとの提携の内容は10月20日に発表
2019年のラグビーワールドカップの開催都市である釜石市は観光振興、地域活性化に取り組むためAirbnbとの提携を決めました。
以前から釜石市では修学旅行での体験学習として民泊の受け入れをおこなっていました。学生への震災学習として県外からの利用が増えています。
最小限の投資で地域活性化と宿泊施設不足を民泊で解消する施策がうまくいっていたようです。。
市観光振興課では将来の釜石ファンを増やすため積極的に民泊を活用していく考えです。
提携の具体的な内容は10月20日に発表となっています。
Airbnbと都市の提携
ポートランド
オレゴン州のポートランドでは2014年からAirbnbとの提携を行っています。 Airbnbのサービスを法的に認める代わりに観光振興で協力を得ています。
ホストは2年ごとに許可を得ることを義務付けられていますが、2014年には一戸建てでの民泊が合法となり、2015年には集合住宅でも認められるようになりました。
これによりホテル不足解消につながっています。
ブラジルワールドカップの会場となる12の都市
ブラジルでのサッカーワールドカップが行われた際に、宿泊施設不足解消のためAirbnbとの提携が行われています。
試合会場となった12の自治体と観光省が市民に対して空き部屋をAirbnbを通じて提供するよう呼びかけました。
結果、10万人超の海外からのゲストに宿を提供することができました。これは海外訪問客の5人に1人の割合です。
その後リオオリンピックではAirbnbは公式サプライヤーとして会場の近くに2万件の部屋を用意することになります。
今後Airbnbと都市との連携は進む
サッカーワールドカップやオリンピックなどの開催都市では深刻な宿泊施設不足になります。イベント終了後の需要を考えると、そのイベントのためだけにホテルを建設するというわけにもいきません。
過去の例から宿泊施設不足解消について民泊が有効な解決策になることが実証されています。
海外の都市も含めて釜石市のような提携が増えていくことは間違いないですね。