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「HOME'S」の民泊予約サービス「Lifull Stay」。試験運用開始が示すもの。

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不動産のポータルサイト「HOME’S」を運営する株式会社ネクストは、6月から民泊予約サイト「Lifull Stay」の試験運用を開始することを決めました。

「Lifull Stay」では旅館業法の則り営業許可取得済みの適法な民泊施設のみを対象としているので現状ではあまり物件数は集まらないのでないかと思いますが、不動産大手サイトの集客力を生かしたサービスの提供は民泊運営者にとって大きな期待があるところです。

5月10日より「Lifull Stay 相談センター(E-mail: contact@lifull-stay.com)」で事前登録や営業に関する相談を受けつけています。相談受付の対象はホストのみで相談内容は特に限定していません。

 

Lifull Stayの概要

「Lifull Stay」は民泊を利用したいゲスト向けに国内の宿泊施設をサイト上で紹介するサービスで、国内版Airbnbをイメージして頂ければいいかと思います。

不動産・住宅サイト「HOME'S」が有する国内最大規模の物件データベース(約688万件)を生かした民泊宿泊施設の情報提供は他の企業にはできない試みだと思います。

6月からの試験運用では、情報掲載料やサイト利用料は無料で、各宿泊施設への宿泊費用の支払いは発生します。

 

Lifull Stayの試験サービス開始が示すもの

現在一般住宅を宿泊施設として活用することも含む、より広い範囲の民泊のルール作りが議論されています。

これだけ大手の不動産サイトが民泊サービスの試験運用を開始するということは、民泊の規制緩和について一定の見通しがあるのでしょう。

「HOME'S」を運営する株式会社ネクストのプレスリリースに置いても

現在、一般住宅を宿泊施設として活用することも含む、より広い範囲の民泊のルールづくりが厚生労働省を中心に進められており、将来的には登録制を柱とした新法の設立が見込まれます。

との記述があり、厚労省では民泊を許可制ではなく届出制にすることも検討されているのでしょう。新法施行後は、住宅の民泊への転用を株式会社ネクストは見込んでいますので、これから民泊ビジネスを始める方も同様のビジョンを持っておいた方がいいでしょう。

 

trovit

現在「HOME'S」は世界最大級のアグリケーションサイト「Trovit」の運営も行っています。民泊関連のノウハウを生かして世界進出も考えているのかもしれませんね。

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