民泊ビジネス

中国人の爆買いがタワーマンションから民泊用アパートへ

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少し前から話題になっていた中国人による爆買いですが、電化製品や化粧品だけでなく実は不動産の購入も多くなっています。

その対象となっていたのはタワーマンションです。

東京都市部を中心に値上がりを続けてタワーマンションは一種の投資商品として中国人投資家に買われていました。しかし、ここにきて円高・人民元安の影響とタワーマンションの価格の頭打ちがでてきています。

そこで次なる不動産投資として中国人投資家が注目しているのが、民泊用アパートです。

アメリカ大統領選も終わり、FOMCの利上げ観測から円安基調に傾きつつあります。このまま円安がつづくと再び中国人の爆買いも始まるでしょう。

今回は中国人投資家に民泊アパートが人気がでてきている点について書きたいと思います。

 

民泊用アパートが人気な理由

民泊用アパートとは、アパートを一棟買いしてそこを民泊用に改造したものを言います。実はAirbnbが流行り始める前から不動産投資の手法として用いられていました。

民泊用アパートの魅力は稼働率が高まった時に不動産賃貸の2倍から3倍の収益があがることです。

利回り20%を超える物件も結構あります。

この手法を使って利益を出して本を書いている方もいましたね。

 

中国人投資家はタワーマンションの値上がりによる利益よりも、民泊アパートの高利回りに目を付けたようですね。

中国人投資家が日本の不動産を買う理由

中国の富裕層は自国経済に警戒感を持っています。日本のバブルと同じようにいつか中国経済がはじけるのではないかという漠然とした不安です。

資産を人民元のまま国内においておくのは危険なので、今のうちに海外に移しておこうという動きが活発に行われています。

中国では土地は借地としてしか利用できないため不動産への資産の分散というのは難しくなります。借地権者が国ということは建物を保有する権限が極めて不安定だからです。そんな状況下で外国の不動産の購入に関心が向かいました。

しかし、ASEANの一部の国では不動産所有の外資規制があり、自国の資本を入れない限り購入することができません。

そんな中、日本の不動産市場は、外国人であろうとも「自由」に売り買いができます。

円安での割安感と海外への資産の分散投資で中国人投資家が日本の不動産を買っている状況です。

 

今後は投資用アパートが値上がりするかも

再び円安に傾けば、アパートの一棟買いに向かい始めた中国人投資家の影響で投資用アパート物件が値上がりする可能性は高いです。

チャイナマネーによって不動産市場がどうなるのか注目ですね。

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