民泊ビジネス

民泊の客層を分析!訪日外国人のデータから施設の方向性を決めよう。

日本政府観光局のデータによれば、2016年の訪日外国人は1月から8月までで1605万9500人と過去最高を記録した2015年を上回るペースとなっています。

この過去最高のインバウンド需要を取り込むためには、「誰」に泊まってもらうかということを明確にイメージすることが重要です。

国別の訪日外国人のデータから自分の施設のターゲットとなる国の人を絞ってみましょう。

 

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訪日外国人で圧倒的に多いのは中国・韓国

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日本に訪れる外国人のほとんどが中国・韓国・台湾・香港から来ています。

2016年の1月~8月までのデータでは

  • 中国 448万4900人
  • 韓国 328万8800人
  • 台湾 288万6000人
  • 香港 121万2100人

で1605万人のうち1187万1800人が中国・韓国系です。

ちなみにアメリカからの訪日外国人は81万7600人とそこまで多くはありません。

民泊施設で収益を上げることを考えている営業者ならば中国・韓国系の人々への配慮は欠かすことはできません。

英語でマニュアルなどを準備することも大事なのですが、それ以上に中国語や韓国語での対応に力をいれるべきでしょう。

 

伸率が高いのは東南アジアの国々

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2015年から2016年にかけて訪日外国人客で増えているのが東南アジアの国々です。

2016年8月のデータでの伸率のベスト3は

  1. インドネシア 30.9%
  2. マレーシア  26%
  3. ベトナム   24.9%

です。

中国・韓国の増加率が8月は15%程度であったのに比べるといかに高いかが分かると思います。

1月から8月での合計人数での伸び率を見ると

  • マレーシア  35%
  • インドネシア 26.6%
  • フィリピン  29%
  • ベトナム   28%

とやはり東南アジアの国々で高い伸び率を記録しています。

今後の民泊運営のターゲットを東南アジアの国々に絞ってみても面白いと思います。

 

欧米からの伸びは他地域に比べて鈍い

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地理的な問題もあるでしょうが、欧米からの伸びは全体から比べると鈍く、宿泊者となるパイも少ないです。

欧米とは少し違いますがお隣の国であるロシアに限っては2年連続でマイナスの伸び率を記録しています。

  • アメリカ 81万7600人 19.9%
  • フランス 17万3300人 19.9%
  • 英国   19万1500人 13.6%
  • ドイツ  11万7500人 12.7%
  • ロシア  3万4500人 -2.6%

 

民泊のターゲットはアジア圏が有望

データから判断すると今後の民泊はアジア圏の方に人気がでるような施設運営が王道でしょうね。

文化・宗教などへの配慮も「おもてなし」をする上では重要となってきます。

民泊施設を運営する上でもきちんとターゲットは誰なのかを念頭において施設を設計してみましょう。

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